
Standard
用品
TENONでは椅子を座るための用具と定義しています。
作品ではなく商品でもなく用品であること。
シェーカーの言葉にBeauty rest on utility というものがあります。美は実用の上に在ると訳せますが、これはまさに民藝の言うところの用の美と同義です。
飾らず人を思い作られた物は自ずと美を纏う。
この言葉を標に、やがてTENONの椅子がシェーカーのように民藝のようにスタンダードになることを目指したいと思います。
Our Products
椅子のデザインに正解はありません。ただ整解はあると考えています。
TENONでは原寸の手描き図面と実寸の試作を往復しながらより多くの人に試してもらい、椅子のカタチではなく人のココチをデザインに映していく中で椅子のフォルムとディテールを整解に近づけていきます。
Our Factory
椅子にとって強度は必須条件ですが、TENONの椅子には一般的な椅子にあるような貫(ぬき)と呼ばれる構造材や隅木(すみぎ)と呼ばれる補強材がありません。
TENONでは椅子の強度を担保するために仕口(接合部)となる枘(ほぞ)を枘穴(ほぞあな)よりも0.3mmキツく作ります。組み立てには細心の注意を払い、じんわりと締め込みながら組まないと木が割れてしまうキツさです。
さらに脚の枘穴の内部で前後左右の座枠の枘同士をタイトに噛み合わせることで接着剤が無くても抜けないほどの仕口となっています。
椅子の強度は材料のサイズや構造よりも仕口の精度によるというのがTENONの結論です。
こうした工法によって軽くシンプルでありながらも丈夫な椅子を実現しています。


Shop
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